入居の決め手や施設取材レポート満載!

認知症が進んだ親の施設選びを考える。

事例でみる高齢者住宅への住み替え

CASE1 施設に入ったら進行が緩やかに。家族との関係も良くなりました。

入居前
「これ以上、家で見るのは無理」
 Aさんのお母さんが認知症と診断されたのは、2年前。
週に3日のデイサービスを利用して、自宅で介護を続けてきました。
最近は家族への暴言に加え、時々家を抜け出してしまうことが増え、家族は気の休まる時がありません。
「これ以上、家で見るのは無理・・・」。
高齢者住宅への入居を考えはじめました。
「家族でさえ大変なのに、面倒を見てくれるのかしら」。
長女であるAさんの心配は、受け入れてくれる施設があるかということ。
「探してみないとわからないだろう」。
夫の言葉に励まされ、夫婦でいくつかの高齢者住宅に見学に出かけました。
相談
「家族だから、大変なんですよ」
 認知症だと伝えると、母親の状態を聞かれます。
泥棒がいると騒ぎ立てたことや、娘の顔もわからなくなってひどい言葉を投げかけられたこと。
「大変でしたね」。
施設長のやさしい言葉を聞いたとたん、涙があふれてきました。
施設長は、介護は家族がするほうが難しい場合があること、お母さんにぴったりの環境が見つかれば、認知症の進行を穏やかにする効果があるのだと言います。
「私たちは介護のプロですから、大丈夫」。
その言葉がどれほど心強かったことか。
Aさん夫婦は、お母さんを任せてみようと決心しました。
入居後
「昔のやさしいお母さんにもどった」
「おいしいですよ、あなたもいかがですか」。
好物のおはぎを、施設のお友だちにも勧める母。
家に居る頃は、こんなに和やかな時間はなかったと、Aさんは振り返ります。
お母さんが入居したのは、住宅型の有料老人ホーム。
世帯数は多いですが、ワンフロアは10人でリビングや食堂があり、入居者やスタッフが一緒に“暮らしている”雰囲気があります。
母が特に気に入っているのは、リビングに隣接した畳の部屋。
「昔、母が住んでいた家に似てる」とAさんが思ったほどで、お母さんはここで洗濯物を畳むなど、家事も率先して手伝っています。
入居してからは徘徊がなくなっただけでなく、自分の身の回りのこともできるようになりました。
馴染み深い環境と、何度同じことを言ってもやさしく対応してくれるスタッフがいることで、落ち着いたのでしょう。
「母の笑顔が見れるのが、なによりうれしい」と、Aさんは笑顔で語ります。
らくらすプラザからひと言

自分に合った環境が見つかると、本人が落ち着き、家族との関係が改善する例を多く見てきました。
Aさんはお母さまの認知症の症状を、正確に話していましたね。
本人の状況を前もって伝えることで、施設側が準備ができた点も、スムーズな移り住みにつながっています。

CASE2 体験入居の成功が、満足のいく結果につながりました。

入居前
「父が気に入るところが、見つかるだろうか」
 地元で一人暮らしをする父親の相談で、Bさん夫婦が[らくらすプラザ]にやってきました。
小学校の校長先生まで務めたお父さんは、食事や生活の好みも難しくヘルパーさんも長く続かないのが悩みのタネ。
認知症になってからは、ますます意固地になって、息子であるBさんでも接し方がわからないとこぼします。
「一度インターネットで見つけたグループホームに見学に行きましたが女性が多く、みなさんがやっていたぬり絵も「幼稚だ」と気に入らなかったようです」。
それ以来、どんなに誘っても出かけてくれません。
運良く条件の合うところが見つかっても、新しい環境に慣れるまでのことを考えたら、気が遠くなります。
相談
「うまくいく方法を、一緒に考えましょう」
 「軽い人が多いところもあるんですよ」。
認知症の相談が多いからでしょう。
[らくらすプラザ]の相談サポーターは、認知症ケアのポイントをわかりやすく説明したうえで、予算に合う施設をピックアップしていきます。
介護付や住宅型の有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅・・・。
グループホームに限って探していたBさんが、見過ごしていたところばかりです。
どこも施設長やスタッフが研修や勉強会に参加して症状を徹底的に研究するなど、認知症ケアに熱心な点や、活動的なアクティビティが多いといった特長があります。
さっそくその中の一つに、体験入居してみることに決めました。
驚いたのは日程だけでなく、性格や病気の有無、認知症の症状を聞いて、施設側と打ち合わせをしてくれること。
気難しい父親のために、初日は施設長が玄関まで出迎えてくれることや経験豊富なスタッフをつけてくれることになりました。
入居後
「こんなにスムーズに進むなんて」
結果から言うと、体験入居は大成功!
相談サポーターを介して、事前に施設とコミュニケーションがしっかりとれ、対策を立てられたからでしょう。
一週間後、Bさん夫婦が迎えに行った時には、他の入居者とすっかり打ち解けているお父さんを見てびっくりしたと言います。
後で聞いたことですが、施設長はお父さんの経歴や趣味をスタッフ全員に浸透させ、特に言葉づかいには注意するよう伝えました。
同時に常に目配り、声かけをして、ここが家だと思ってもらえるように、徹底させました。
通常、子どもにとって、認知症の親の介護は初めての経験。
でも施設ではうまくいった例も、失敗した例もたくさん持っています。
その引き出しの多さが、一人ひとりに寄り添う認知症ケアにつながります。
「あの時、インターネットの情報だけに頼らなくてよかった」と語るBさん夫婦。
お父さんは体験入居の後、自宅に帰らず、そのまま高齢者住宅での新しい生活を楽しんでいます。
らくらすプラザからひと言

見学や体験入居をした方には、事後に必ず感想を聞いています。
良かったところ、逆に悪かった点・・・。この積み重ねが[らくらすプラザ]の強み。
パンフレットやインターネットではわからない生きた情報があるから、その方にぴったりのところを自信をもっておすすめすることができます。