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「地域とともに、地域のために」認知症医療のフロントランナーでありたい。

緑風会 水戸病院 院長 田中謙太郎さん
福岡大学医学部医学科卒業
福岡大学大学院社会医学系精神分析学博士課程修了
福岡県立精神医療センター太宰府病院
福岡大学病院精神神経科医局長を経て
2015年10月より緑風会水戸病院院長に就任
認知症患者様へのケアとご家族へのサポート。
精神科医療で特に認知症はここ数年で大きく変化し、病院側の対応力が大きく求められています。
精神科では主に、統合失調症、うつ病といった病名がありますが、これらは認知症とは異なります。気分が落ち込む、やる気がでない、食欲が落ちる、無表情、性格の変化などがあれば、なんらかの精神科疾患の発症かもしれません。
例えば、「歳をとったなぁ」と良く使う言葉がありますが、「朝ごはんは何を食べたっけ」は物忘れであり、「朝ごはんを食べたっけ?」という行動したことを忘れてしまうのが認知症です。
ただ、認知症を認めたくないという患者様も多くおられます。患者様を傷つけることなく、ご家族が健康診断の一環ということで診察に連れて来られることもあり、それだけデリケートで対応の難しさもあるのが現状です。そこで認知症のお薬には錠剤以外に貼る薬も取り入れられるなど、さりげなく治療を進める方法もありますので、お気軽にご相談ください。
当病院が位置する粕屋地区は福岡のベッドタウンで人口が増え、核家族化が進むことで相談に来られるケースが年々増えています。
認知症疾患医療センター」としての責任とサービスの充実。
当病院は、地域包括ケアを重視し、患者様に最適な医療と環境を提供しています。福岡県から「認知症医療センター」の指定を受 けており、近隣の病院、施設、行政などの各機関と連携をとり、サポート体制を構築し、認知症患者様とそのご家族が住みよい環境となるようプログラムの作成を行っています。
また、当病院が行う認知症高齢者医療の特長は、精神症状やその他の病状が発症した際に、入院治療が行えることです。
患者様が先に述べた様々な精神症状を治療しながら、その間に糖尿病や高血圧症などの病状や疾患が発症した際にも治療が可能です。重度な際には連携病院への迅速な対応を行いますので、安心して治療に専念していただけます。
そして、退院後はデイサービス、グループホーム、有料老人ホーム、訪問介護、訪問看護などのサポート体制を充実させており、それぞれのスタッフが週一回ミーティングを行って、患者様の退院後の情報を共有し、患者様だけでなくご家族が介護疲れで共倒れにならぬように、アドバイスは欠かさず行っています。
人として、最後まで人生を送っていただくお手伝いをさせていただ いていることに誇りを持ち、これからも地域で信頼される病院であり続けるために、努力してまいります。

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緑風会 水戸病院
緑風会水戸病院
DATA 福岡県糟屋郡志免町志免東4丁目1-1
092-935-0073