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癌を患った方が「療養できる住まい」が出発点。高齢者住宅でも、老人ホームでもない、住まい。

高齢者向け賃貸住宅
アシストレジデンス桜離宮 有限会社 ユニパル 代表取締役 黒木 亮介さん
1966年、国立九州大学医学部卒業(医師免許取得)。1970年、国立九州大学医学部 整形外科大学院卒業。1972年、国立がんセンター勤務。1972年、国立九州大学医学部整形外科助手。1975年、九州中央病院整形外科医長に就任。1976 年、国立九州がんセンター骨転部部長に就任。1979年、おがた整形外科医院開業。現在に至る。
自身の闘病生活を振り返ってつくった、新しい形の住まい。
今後の高齢社会に医療だけではどうしても対応できないと現場で感じていました。たとえば転院して来られた方。良い薬をたくさん飲んでおられたようですが薬の副作用で元気がない。そこで、薬を減らし、みんなで声かけをして、関わりをいっぱいもつという介護サービスで驚くほど元気になられる。そんなことがよくありました。結局、医療だけでは補完できない。介護と医療が揃って初めて本当の医療の完成になるんだと思います。
早良区・星の原団地近くに開院したのが1975年、デイケアの開始が1996年。以降、リハビ リ、訪問看護と始めて、団地や近隣の方たちの高齢化が始まり、看護師だけではサポートできない部分が出てきました。そこで、ヘルパーステーションをつくり、買い物や受診のお手伝いをする。そのうち、施設をつくってほしいと患者さんや職員から声が上がり、デイサービスと5ユニット(定員45人)のグループホームを備える複合施設『サザン』をオープンさせました。
介護・福祉事業を始めて13年。周りから求められることも多かったし、相手の立場に立って一つの ことを一生懸命突き詰めていくと、次に何をすべきかが見えてくる。そうやって今まで走り続けてきたんだと思いますね。
最期まで自分らしく生きたい。そんな願いを前向きに叶えたい。
介護・福祉事業の問題は人が安定しないこと。私は病院で、やる気のあるスタッフには給料という形で応えてきました。介護職も同じです。私どものスタッフは目の前にいる人を楽しませることで喜んでもらえ、きちんと評価されることで、自分たちの将来のビジョンが見えるので、ますますがんばってくれます。すると「あそこはサービスがいいよ。楽しいよ」と口コミで利用者が増える。利用者も、働くスタッフも満足して、良い循環が起きるんですね。さらに、食事がいくら、何がいくらと個々の金額を積み上げるのではなく、トータルで収支を考えることで、『サザンⅡ』も満室を保つという難条件をクリアし、月々の費用10万円以下で運営できています。
『サザン3』は館内にデイサービスやヘルパーステーション、訪問看護を併設した住宅型ホームです。最高のグレードの住まいをご提供したいと、スタッフと共に上質なサービスを目指しています。

『サザンⅡ』はデイサービスを備えた介護付き有料老人ホーム。

高齢者向け賃貸住宅 アシストレジデンス 桜離宮
高齢者在宅複合施設 サザン3
DATA 所在地/福岡県福岡市西区橋本1-34-40
TEL. 092-812-3341