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介護付有料老人ホーム並みの、手厚いサービスがある住まい。
『ひいの邱』は自立から要介護5までの方が入居できる、サービス付き高齢者向け住宅です。そうなっているものの、実際は要介護度の高い方や認知症の方、他の施設でお世話ができなくなった方など、よりたくさんのサービスを必要とする方が多く入居されています。そこには、「困っている人ほど放っておけない」というやさしい気持ちが根底にありました。利益を鑑みず、ご利用者やそのご家族のために力を尽くされている施設です。
地域に自然に溶け込む、安心の住まい。
『ひいの邱』は、城南区樋井川の住宅地にあります。周りには宝台団地が何棟も建ち、静かでありながら子どもたちの笑い声が聞こえてくる環境です。
- では、取材に行ってきます!
- 玄関には風除室が設けられ、外気の変化が館内に影響を与えづらくなっています。
- 飾られた絵画や手芸品がご入居者や来訪者を迎えます。
- ご入居者の靴を収納できる、大きなシューズボックスも備わっています。
ロビーにも絵画や生花などが飾られ、訪れたお客様との会話スペースにも利用できます。
地元のお店から仕入れた食材を、地元のスタッフが心を込めて調理。
各フロアの中心部には明るく開放的な食堂があり、お食事はもちろん憩いの場所として思い思いに過ごすことができます。居室エリアは食堂を挟んで左右に分かれ、ユニット風の造りになるようにしたのだそう。各居室エリアには「ゆずりは」「あすなろ」「やまゆり」「りんどう」と、素敵な名前が付けられていました。
テレビを見たり窓辺で日向ぼっこをしたりと、寛がれるご入居者。
- 食堂にはスタッフが常駐し、ご入居者を見守っています。
- キッチンや手洗いスペースも清潔で安全に造られています。
お食事は、施設内にある厨房で毎食手作りされています。老人ホームの食事は、館内調理であっても委託業者が作っている場合が多いのですが、『ひいの邱』では施設に雇用された専門スタッフが調理を行っています。
- 施設のスタッフだからこそ、食事に関するご要望なども伝わりやすいですね。
- 食堂の外にあるベランダはとっても広々。ここから光もたっぷり入ります。
- できたての美味しいお食事は毎日の楽しみですね。
- お粥やきざみ食、減塩食など、個別の調理も可能だそうです。
- ひな祭りの御膳は見た目も美しい三段ちらし寿司。
食材も地元のお店から仕入れているそうで、地域との繋がりを大事にしている施設です。『ひいの邱』運営会社の代表取締役、石橋社長は施設近くの御子神社や平尾八幡宮をはじめ、12社の神社の宮司も務めておられます。地域に根ざすという考え方は、そこから続いているのかもしれません。
個浴、大浴場、機械浴、お身体の状態に合わせてお風呂をチョイス。
各フロアには一般住宅の浴室に近い個浴、デイサービスの大浴場を利用することもできます。
- 比較的お元気な方は、個浴で気兼ねなくご入浴できます。
- 脱衣スペースにある洗濯機や乾燥機は無料で自由に使えるそうです。
- デイサービスの大浴場は緑が見える開放的な空間です。
- 機械浴もあるので、お身体が不自由な方も安全に入浴できます。
工夫や便利設備が整った、快適な居室。
居室は18㎡の完全個室。壁の1面だけ違う壁紙を使う、不動産業界でも最近人気の仕様です。1面だけ違う壁紙は居室によって異なり、全部で10パターンがあるそう。
3面が白に1面は可愛らしいピンクの壁紙の居室。電動リクライニングの介護用ベッドやエアコンが備わっています。
- 通話も可能な緊急コールで、もしもの時もすぐに助けを呼ぶことができます。
- これは便利!窓の内側にある物干し竿はご入居者に大好評だそうです。
- 吊り棚は限りあるスペースを有効活用できる収納方法ですね。
- 洗面・トイレには手すりが備わり、安全使用できます。収納もたくさんありました。
一大イベント「敬寿祭」に大はしゃぎ。
年に1度の「敬寿祭」は敬老の日を祝って開催されるイベントです。ご入居者はもちろんそのご家族も招いて、盛大な賑わいをみせます。夏祭りのような普段と違う雰囲気の中、身体の不自由な方も楽しめる工夫をこらした楽しい催しに、笑顔がと笑いがあちこちでこぼれていました。
- ボランティアによるギターと歌の演奏。孫のような子たちの姿にご入居者は目を細めます。
- うちわ作りではスタンプを使って思い思いの柄に仕上げます。
- 射的やダーツ、おもちゃの魚釣りなど、縁日コーナーではまるで童心に返ったよう。
- ご家族と一緒にそうめん流し。ご入居者も赤ちゃんもそうめんの行方に夢中です。
義母の入居先探しから始まった、理想のホームづくり。
『ひいの邱』とグループホーム『ひいの郷』には、現在7名の看護師が日中常駐しています。この規模だと一般的には1~2名といった施設が多いので、かなりの人数と言えます。また、全体のスタッフ数を聞くと、ご入居者1人:スタッフ1人に近い人員を揃えており、サービス付き高齢者向け住宅でありながら、介護付有料老人ホーム並みの手厚い体制となっています。
平成15年に会社として初めての介護施設であるグループホーム『ひいの郷』を開設した際、石橋社長の義理のお母さまは脳内出血で倒れ車いす状態となり、かつ認知症を患っていました。認知症にはグループホームがいいと聞き、あちこちのグループホームを見て回った石橋社長。しかし、「ここに入居させたい」と思える施設はなかったのだそうです。
「ならば、自分で理想のグループホームを作ってしまおう」
そして開設したのが『ひいの郷』なのです。現在、石橋社長の義母は『ひいの郷』に、実母は『ひいの邱』に、それぞれご入居されているそう。
「私は、経営者というよりも家族の気持ちの方が近いんです。会社として利益を求めるよりも、ご入居者やそのご家族の側に立ってしまう。『ひいの邱』の居室は全40室ですが、そのうち8名は他施設から移動して来られた方です。他の施設でお世話ができなくなった方、要介護度の重い方、認知症の方、困っている方ほどお迎えしたいと考えてしまうのです」
- 『ひいの邱』に先立って開設された、グループホーム『ひいの郷』。
- ご自身の経験をもとに施設を作り運営されている石橋社長。
平成30年には、『ひいの邱』の2号館が開設されるとのことで、着々と建設が進んでいました。きっと2号館でも、変わることなくご入居者・ご家族目線で、困っている方ほど受け入れていくのでしょう。2号館の完成もとても楽しみになりました。
サービス付き高齢者向け住宅
ひいの邱
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